2015年7月31日金曜日

去りゆく文月・・・

本当に長いひと月だった。

・・・というか、6月からある意味、記憶がぶっとんでしまっていて、
気が付けば、今日で7月が終わろうとしている。

先週の海の日、7月20日に、ハッ!!としてしまった。

17年前の海の日、母は脳内出血で突然、倒れ、意識を失った。
自宅には自分と母のふたり、不安でどうしたらいいのか本当にわからなかった。

それから26日間、冷房のキンキンに効いた特別個室で、
意識のないままの母を看病し、看取った。




あのときに、母を看病する無音の時間を与えられ、
『これからの自分を考える時間』と『家族というものに向き合う時間』が私にもたらされ、
今の自分につながり、たどり着いた。

もちろん、自分の生命自体、遺伝子そのものは、
両親を源にしているけれど、
やはり生き方・考え方を構築する時間までも、
家族が源になるんだと、
人生のおおまか輪郭を遠くに感じながら、不思議なものだと思っていた。






だから、一瞬一瞬をちゃんと生きよう。
そう誓ったのに・・・。

毎日、いろんな意味で鍛錬だね。


『忙しいってのは、「心を亡くす」と書くのだよ。』
うまいことを言う人もいるものだと、つくづく思いながら、
このところ、たくさんいただくご注文の対応に追われていた。


商品に欠陥があるわけでもないのに、忙しいがために
やっぱり『心を亡くして』しまい、『心のない』オーラは、
どことなく品物に映りこみ、お客様のお手元に届いてしまいそう。

私の一番の心配事は、『忙しい』自分から出ているかもしれないオーラ(雰囲気)。



今のところ大丈夫みたいで、少しほっとしているけど(苦笑)、気は抜けない。

そして、たくさんのご注文をいただく度に、
お客様からお受け取り完了のメッセージやご感想・レビューをいただく度に、
働く幸せ、働ける喜びを深く強く感じている。




そうはいっても、忙しいと感じているなら気分転換が必要。




先日は、作家仲間に誘われて、フラワーアレンジの教室に出かけてきた。

深い沈んだ青とくっきり濃厚な緑色の紫陽花、
ふわふわ、猫の毛のようなフィリカ、
鮮やかで目を引くアガパンサス、
ライトグリーンと淡いピンク色の色合いをにおわせるバラ、

そんな花材で初めてのフラワーアレンジの教室を楽しんできた。




 
教室でできた私のアレンジメント 第一号


フィリカ・・・素敵な響きの名前、とてもお気に入り。



フレッシュな生きた花は、やっぱり素敵。

表情や色合いや形が、それぞれでいろいろ。
その様子を見て、その花の育ってきた時間の流れを感じ取って・・・

新鮮な刺激っていい!
いろんな分野に接してこそ、新しい刺激がいただけるもの。
今度はしばらくフラワーアレンジもがんばってみよう。



次回の教室の時間が今から楽しみ。




そして、夏の強い日差しが差し込む、自宅のベランダには、
大きな鉢を使った寄せ植えの植物たちが元気。


 
 
 
 
なぜか、5年前の引っ越し直前に大きな鉢植えの観葉植物をプレゼントされ、
かなりびっくりしたのを、この鉢を見るたびに思い出す(笑)
 
その植物はもう枯らしてしまったのだが、
 大きな鉢の処分に困り果て、長年、ベランダに置かれたままになっていた。
 
 
 
それを先日、ベランダの掃除をする機会に、
意を決して、植物を寄せ植えしてみたのだ。
 
 
鉢の再利用はうまくいったようで、よかった!
もう、鉢を見て粗大ごみの日の確認をする必要もないし、
新しい小さな庭ができて、心が癒される!
 
 
 
教訓1:『引っ越の予定の知人に鉢植えの観葉植物はギフトしないこと』
 
教訓2:『ベランダに鉢を放置しないこと。でないと蜂や虫が寄ってくる』



今週はさまざまな場面で植物に癒され、再び自分らしさを取り戻せた。
また、新しいエネルギーをもらってがんばろう。